【医学生レビュー】神経解剖学講義ノート

ゆうの的レビューその1のテーマ画像です。
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みなさんこんにちは、こんばんは。ゆうのです!

以前とったアンケートで一定数の人が「教科書や参考書のレビューをしてほしい」という意見をくださいました。

ということで今日はその記念すべき第1弾です!

神経解剖学の教科書『神経解剖学講義ノート』のレビューをしていきます!

本の紹介

神経解剖学講義ノートの表紙の写真です。
表紙はこんな感じ。

表紙はこんな感じです。

著者は神戸大学医学部の生体構造解剖学分野の前教授である寺島俊雄先生です。

私の大学の教授が、この寺島先生と縁があり、教科書に神経解剖学講義ノートが指定されていました。

お値段は4600円+税でまぁ平均的かなぁ。

ページは全部で245ページです。

私が持っている数少ない教科書の1つです。

(実は片手で数えられるくらいしか持ってないのは内緒ね…)

金芳堂が出版していますが、見た目がそっくりな『人体発生学講義ノート』ってのもあります。

こちらも私が使っていた教科書なので今度レビューを書きますね。

https://amzn.to/3adSw8b

いいところ

まずはいいところから!

フルカラーでわかりやすい

これは重要ですね。

おそらくこのサイトを読んでいるあなたは解剖学の講義がある2年生か3年生なのでは

だとするとほぼ初学で、どの教科書にしようか…ってことですよね。

そんなときに二色刷りの教科書と、フルカラーの教科書。

私なら絶対にフルカラーの方を勧めます

すべての図と挿絵、写真がフルカラーで読んでいてとてもわかり易いです。

初学だからこそ親しみやすくて、わかりやすい教科書がいいのでは?と思います。

図や写真が多い

一回この教科書を手にとってパラパラめくってもらうとわかるんですが、図が多いんですよね。

そのおかげでわかりやすさが大幅に上がっていると思います。

例えば第1章神経組織学では、全16ページの中で図と写真が34個あります。

さらに巻末には脳の断面図や脳幹の実際の断面写真も載っています。

パッと開いて文字が延々と並んでいる教科書よりも、図がある方がテンション下がらないですよね。

初学者であればあるほど、親しみやすい教科書から入るのが大事かなと思います。

必要十分な内容

フルカラーの教科書でしかも図が多いなんて内容が薄いんじゃないの?

と心配される人もいるかと思いますが、ぜんぜん大丈夫です

もちろん分厚い辞書みたいな教科書にしか載っていないような知識はあります。

でもそれは大学の定期試験のレベルは超えていると思います。

実際私もこの教科書とレジュメ、過去問で定期試験を乗り切った覚えがあります。

さらには今月あったCBTにもこの教科書以上の内容は出ていなかったと記憶しています。

むしろそこらへんにある初学者のための教科書よりも、詳しく書かれています。

けっこう網羅的にいろいろなことが書かれています。

それでいてオーバーワークになりそうな部分は適度に載せていない

絶妙なバランス感を持つ良い教科書だと思います。

単語には英語が書かれている

地味なポイントですが、各章や見出し、本文中の単語の多くには英語も同時に記載されています

例えば第1章の10は髄鞘という見出しですが、教科書には10.髄鞘 myelin sheathと書かれています。

私の大学の定期試験では英語での穴埋め問題がありました。

昔のセンター試験であったような、下線部に入る英単語を書け、みたいな問題です。

選択肢の中から選んで書くんだったと記憶してますが、この勉強に英語が載っている教科書は非常に役に立ちました。

他の大学の人はこんな問題ないかもしれないですが、意外と書いてるもののほうが役に立ったりします。

よくないところ

続いてよくないところです。

大して悪いところはないんですが、強いて挙げるなら…

初学者は気合が必要

フルカラーでわかりやすく、図や写真が多い、といっても小学生や中学生でも読める!みたいな初心者向けの書籍というわけではありません

小学生や中学生、高校生がスラスラ読めるかといえばそんなことはないです。

ほぼほぼ読めないでしょう。

実際私もかるーく1回読んだだけでは頭に入らなかったので、じっくり読んだり、かるーく2回読んだりした記憶があります。

他にどんな本があるのだろうといろいろ探したこともありますが、結局この本に落ち着きました。

なんじゃこれわからん!!

となるのは初学者の場合どの分野でもありがちなことですからね。

しっかり読めば十分理解できる本だと思うので、しっかり読もう!という気合さえあれば大丈夫だと思います。

まとめ

神経解剖学講義ノートのレビューをしてみましたがどうだったでしょうか。

まとめると…

図が多くてフルカラーのわかりやすい教科書。それでいて必要十分な内容。

です。

私ゆうの的が責任を持って初学者の人におすすめしたい本です。

ぜひ一度買ったり、図書館で借りたりして手にとってみてください!

ゆうの

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