【地域枠】ダメ、ゼッタイ!

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みなさんこんにちは、こんばんは。ゆうのです!

今回は「地域枠」について私ゆうのが思うところを書いていこうと思います。

というのも、ゆうのはとある都道府県の「地域枠」でして、、、

5年生になってやっと見えてきたこともあるので、

地域枠にしようか悩んでる受験生のためにも共有していきます!

最初に結論を言っておくと、地域枠はおすすめしません!

地域枠について

地域枠とは

そもそも地域枠ってなんなんでしょう。

簡単にいうと

「卒業後9年を生け贄としてお金を錬金する制度」です。

詳しくは都道府県によっていろいろあるでしょうけど、

医学部5年になって思うのは、本当にこのひとことに尽きます

離脱は不可能

これも都道府県によって違うかもしれませんが、離脱は不可能です。

唯一の例外は「あなたが死亡したとき」です。

厳密には「離脱」はできますが、「地域枠を解消」することはできません。

デメリットの部分で後述しますが、

「地域枠を解消」できないことがいろいろな問題を起こすんですよね。

地域枠のメリット

お金がもらえる

医学部5年となった私ゆうのが思うメリットはこれだけです。

これが唯一にして最大のメリットです。

驚くかもしれませんが、現在の地域枠の制度にメリットはこれしかありません。

地域枠のデメリット

初期研修は県内のみ

現在の制度では地域枠学生は初期研修病院を県内でしか選ぶことができません。

私も1年生の頃はなんとも思っていませんでしたが、学年が上がるにつれて不満に思います。

初期研修は「就職」であるとともに「研修」です。

初期研修の内容は病院によって様々です。

その内容や病院の方針、そこにいる先生などによって「有名病院」というものがあります。

その有名病院が自分の都道府県に存在するとは限らないんですよね。

(私の県にはありません)

もちろんあなたが行きたい病院や合っている病院が県内にあるとは限りません。

そんな大事な選択を、病院の善し悪しや志望診療科もわからない入学前にするなんて恐ろしいですね。

地域枠は消えない

冒頭でも話しましたが、「地域枠の解消」はできません。

仮にもらっているお金を利子を付けて返しても地域枠は消えません。

そして、地域枠というラベルが付けられた学生は、

仮にお金を返していても「県内でしか」初期研修ができません。

さらにいうと、地域枠を離脱した学生は、

専門医をとることができません。

つまり地域枠になってしまったが最後、

県内で少なくとも9年生きていくことを強いられるわけです。

こんな大きな決断を、入学前にさせるなんて、ほんと恐ろしい、、、

どんなひとが地域枠に向いている?

私なりにどんな人が向いていて、向いていないのか考えてみました。

向いてる人

その都道府県出身で、ずっとその県にいる強い覚悟がある人

この人はデメリットがデメリットになりません。

地域枠になってただお金をもらえるだけです。

ですが、「強い覚悟」が必要です。

私ゆうのもずっと今の県にいるつもりで地域枠になりました。

でも5年生になって、志望診療科が見えてきて、病院見学にも行って初めて気持ちが変わりました。

本当によく考えてみてください。

その県の病院について調べましたか?

将来したいことは決まっていますか?

将来広い世界が見たくなる可能性はありませんか?

それでもその県に居続けるという強い覚悟があるならおすすめです。

向いていない人

上記以外の人すべて

上記に当てはまらない場合、地域枠はやめておいたほうが無難でしょう。

地域枠は安易な気持ちで選んでいいものではありません。

あなたの人生がかかっています。

学力が足りないなら勉強しましょう。

お金が足りないなら親に頭を下げて教育ローンを組んでもらいましょう。(医者になったあなたがしっかり返すのです)

教育ローンでなくとも、日本学生支援機構の奨学金を目一杯借りれば、

地域枠と変わらない金額になります。

日本全国にはいろんな人がいて、そこにはいろんな可能性が転がっています。

それを入学前のあなたの今の決断で狭めてしまってもいいのでしょうか?

強い覚悟がある人以外は、やめておいたほうがいいのかなと老婆心ながら思います。

まとめ

これを読んでいる受験生の皆さん、そして受験生の親御さん、

地域枠5年目の私は、

入学前に人生の大きな決断を迫るのは時期尚早だと思います。

私ゆうのも1年生のあの頃に戻れるなら、

地域枠にはせず、日本学生支援機構の奨学金だけで生活することにするでしょう。

地域枠にするかしないか、本当によく考えて決断してほしいと思います。

ゆうの

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