こんにちは、こんばんは。ゆうのです!
今回は先日Twitterで予告した通り医学部部活について書いていこうと思います。
以前とったアンケートでも、
部活に入らなくても大丈夫なの?
部活動の存在意義って?
との声をいただいているので、みなさんの参考になればと思います。
ゆうのの現状
このサイトを運営する私ゆうのは、4年生現在部活に所属していません。もっぱらmedu4とバイト中心の生活を送っています。
そんな私も2年生の終わりごろまでは部活に所属していて、医学部部活にどっぷり浸かっていました。大学内でもブラックと言われる部活に…
なのでそんな部活に所属しているのと所属していないのとの両方を体験した私の経験をもとにいいところや、後輩たちに伝えたいことを書いていきます。
部活に入ってよかったこと
縦、横のつながりができる
部活に入ってよかったことの一つ目はこれです。
部活に入っていなければ絶対に関わらなかった先輩方やOBOGさんがたくさんいます。
同級生でも部活がなければ話さなかっただろうなと思う友人や、医学科だけでなく看護学科の友人もできました。
病院見学や患者として大学病院に行った時も、親しげに話しかけていただけるOBOGさんの存在は心強いものがあります。
それと、大学に入ってはじめてお付き合いしたのは部活の先輩でした(笑)。
こんな感じで、人脈とまではいかなくても人との関りを広げられるのは部活のいいところだと思います。
テスト対策で恩恵が受けらる
これもみなさんが想像しやすい部活のいいところですね。
私のいる大学は変わってて、臨床講義以降の過去問は学年の過去問班と言われる人たちが管理して後輩に引き継いでいくんですけど、なぜか基礎医学と一般教養は部活ごとに管理していたんですよね。
なので部活に入っていたから回ってきた過去問とかあったし、私もいい点数だったのはしっかり部活の後輩に引き継いでいましたね。
あとは過去問以外にも教科書や参考書なども部活に代々伝わるものがあって、毎年購入したりせずに後輩に渡していくのが暗黙のルールになっていましたね。
ここら辺が部活に入ってテスト関連で受けられる恩恵ではないでしょうか。
実際には、部活の中だけで共有と言いながらも、部活の違う仲のいい友達とはお互いに情報を共有しあっていたので、過去問のために部活に入るのなら入らなくてもいいんじゃない?というのが個人的な感想です。
イベントがたのしい
部活に入るといろいろなイベントがついてくるんですよ。
たとえば西医体や東医体、新歓コンパ、追いコン、OBOG会、他大との交流などなど。
部活によっては部活のメンバーで旅行に行ったりするところもあります。
これはさすがに部活に所属していないとできないことですよね。
人生の夏休みといわれる大学生(医学部はそんなことないと思いますが)。
そんなときの思い出として部活というのも悪くないのかなと思います。
(無理やりお酒を飲まされたのも今ではいい思い出ですね✨)
礼儀やマナーを仕込まれる
ピンとこない人もいるんじゃないかと思います。
私が部活に入って教え込まれたのは「ビールを注ぐときはラベルを上にする」とか、「乾杯は目上の人よりもグラスを低くしないといけない」とか、一人称の使い方とか書けばキリがないくらいありますね。
正直これが医者として働いていく中でどれだけ活きてくるものなのかは今の私にはよくわかりません。
ですが、こういうルールやマナーがあるんだっていうのは知らないより知ってるに越したことはないですし、なかなかバイト先とかでは教えてもらえないと思います。
今どきこんなマナーなんて知らなくてもいい!という意見もちらほら見かけますが、目上の人、特にお酒の席でのマナーを教え込まれたのは私にとっていいことだったんじゃないかと思います。
スポーツたのしい!
部活なんですからこれが基本のはずですよね。
時間的な拘束や、メンタル的に負担になったりする部活ですが、好きなスポーツがあってそれを思う存分できる時間と場所がある部活ってすばらしいですよね。
部活を辞めてよかったこと
自由な時間が増えた
想像しやすい利点ですよね。
部活は入っている部活にもよりますが拘束時間が長い。すごく長い。私のいた部活は新歓の時に3時間×3日と言われていました。が、実際には平日はミーティングや自主練(という名の強制練)を合わせて約5時間以上の拘束時間でした。
部活のある日以外にも、「ミーティングのために前の練習試合の動画を見てくるように」や、「西医体に向けてビデオを作るから手伝ってくれ」など拘束時間は多くなりがちです。
これらがなくて、自分のために時間を使えるのが部活に入らないことの利点かなと思います。
私はこの時間を使ってmedu4やバイトに明け暮れているわけです。
お金がたまる
部活って思っている以上にお金が無くなるんですよね。
両親が医者だという学生も多いのが医学部なのでみんな意外とお金持ちだったりしますが、そんな人ばかりじゃないですし私も違います。
部活を辞めたことでその時間をバイトに使えるようになったし、部活に使っていたお金も払う必要がなくなった。これらによってお金がたまるようになりました。
部活に入ろうとする人に伝えたいこと
まず、部活に入る前にリサーチをしっかりしましょう。ブラック部活がブラックたる所以は、部員が自分たちの部活をブラックだと思っていないことです。ようは洗脳なのです。言いすぎましたごめんなさい。
とにかく部員に直接聞いても「ぜんぜんブラックじゃないよ!部活楽しいよ!」しか言わないので、高校の先輩や予備校の元同期、同級生等と協力して情報を集めましょう。
次に、やめるときは大変だよということを意識してほしいです。基本的に辞めますと言われたら部活の先輩たちは止めます。ですが、それはあなたを部員として、戦力として欲しがっているという面もありますが、実際には大学からもらえるお金の関係で部員を減らしたくない、部員が辞めたらブラックというイメージがつくから辞めないでほしいというのが本心です。また言いすぎましたごめんなさい。
「引き止められて辞めにくいな…」「辞めた後先輩たちと気まずくなるのかな…」と思って辞められない人も多いので、よく考えて入部するか決めましょう。
次に、お金や時間が奪われるということを覚悟しましょう。上の方でも書いてますが、部活では時間もお金も消費されます。こればかりは避けられないので、どうしてもいやな場合は、部活に入らないか、文化系の部活に入る等しましょう。
それと、人脈や過去問は運動部活でなくても手に入るということです。
まず横の人脈は部活なんてなくてもできます。今までだって高校の時も中学の時も部活以外の人と友達になったでしょう?医学部医学科は良くも悪くも人数が限られるので友達を作るのはそんなに難しくないです。私の親友も部活は違いますし、部活がないと友達ができない…なんて思う必要はありませんよ。
横の人脈ができるということは過去問でそんなに困ることはないということです。実際勉強するときは部活単位より仲のいい友達と勉強しますし、教科書だって友達のをコピーさせてもらえばOKです。
縦の人脈も自分から作ろうと思えば作れます。例えば私の大学では呼吸器内科の医局がX線の読影講座を毎週開いています。これに毎週参加して顔さえ覚えてもらえば、先生方や先輩方とのつながりは作れます。
また、運動部活に入らずとも文化系部活でも同じように縦のつながりを作ることはできます。
人脈のためだけに部活に入るのも一つの選択ですし、そんな友人もたくさん知っているので私は肯定的です。ただほかの選択肢もあるんだよってことは知っておいても損はないかなと思います。
あとは勉強をしっかりしましょう。
部活に入っていても再試に全くかからない人もいますし、部活に入っていないのに再試にかかりまくる人もいます。つまり勉強と部活は無関係です。
過去問があるからと甘えていると落ちるのでしっかり勉強しましょうね。
最後に、部活に入る決断をしたあなたを私は応援します。
これから部活に入って楽しいことはもちろんめんどくさいことやつらいこともあると思います。それらを経験したあとでやっといい思い出だったなぁと振り返ることができると思います。
いろいろ理不尽だと思うこともあると思いますが、それを就職する前に経験することこそ、大学で部活に入る意味なのかなと思います。
部活に入らないでおこうとする人に伝えたいこと
まず、部活に入らなくてもぜんぜんOKです。
周りの友達は基本的にどこかの部活に入るしとても不安だと思いますが、あなたが決めた道です。自信を持ちましょう。
次に、人とのつながりを大事にしましょう。
下心を披露するとすれば、友達は部活に入らないあなたにとってテストの情報を提供してくれる心強い仲間です。
でも、それ以前に部活に入らない決断をして大学で人との関りを広げにくい以上、できた友達やつながりはとても貴重なものです。なので、とにかく大切にしていきましょう。
次に、バイトをやりすぎないようにしましょう。
時間があるとバイトしたくなりますよね。大学生ですし。でもバイトで大学生活まで支障をきたしていては本末転倒です。ほどほどにしておきましょう。
次に、体力をつけましょう。
医者は肉体労働と言われたりしますよね。運動部活に入ってない以上体力は落ちます。筋力も落ちます。なので自分で筋トレするなりして体力だけは維持しておいたほうがいいのかなと思います。
私はブラックバイトで心身ともに鍛えられています(笑)。
次に、情報弱者にならないように気をつけましょう。
情報弱者、いわゆる情弱ですね。ただでさえ部活というつながりがないんです。もちろんちゃんと友人関係があれば問題ないので友人関係は大事にしましょう。
友人関係があっても周りとそんなにうまくいっていなくて、情弱になってしまい留年した同級生もいます。
自分で掲示板を確認する、大学からのメールはちゃんと読む、期限を忘れないようにリマインダーをセットするなど気をつけて、情弱にならないようにしましょう。
何度も言いますが、友達は大事ですからね。もし困ったときに助けてもらえるように大切にしましょう。もちろん自分から困っていたら救いの手を差し伸べましょう。
次に、文化系部活という選択肢があることも知ってください。
運動部活の陰で存在感がなかったりしますが、文化系部活というのもあります。私の大学では所属していても自由参加だったり、実は勉強をする文化系部活というのもあります。
そこなら時間やお金の制限はあまりなく、先輩との縦のつながりも作れたりします。
運動したいわけじゃないし…やバイトと勉強をメインにしたいからあまり拘束されたくないな…という人は、こういう選択肢も知っておいて損はないと思います。
最後に、部活に入らない決断をしたあなたを私は応援します。
部活に入らない時点でマイノリティーですし、とても不安で心細いと思います。
ですが、自分の与えられた時間を自分のために有意義に使うというのも十分尊い選択です。
友達がいないと詰むというのはあると思うので、友達だけは大事にしましょうね。
さいごに
ものすごく読みにくくなってしまいましたね。ごめんなさい。
すこしでも今回の記事がみなさんのためになればいいなと思います。
特に大学に通学できるようになって部活を決めなければいけない!という方の参考になればいいと思います。
ゆうの
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